令和6年10月23日に、KT県会議員様の紹介を受けて、取り持ち役のIK様が、東京より、様々な企業の企画を担当する若手のリーダーの方々12名を引き連れて、見学に来てくれました。
有能な方々の前で話したことなどなく、まして特色のある事をしている訳でもないので、来る前から、緊張の連続で、お迎えできるか心配でした。
本番の当日では、利用者はいつも通り、動ぜずに黙々と作業に励んでいて、見学者の面々は、利用者の真剣さに刮目し、魅了されたようでした。
そして、出足がよかったので、余勢をかって、施設の取り組みを何とか伝えられました。しかし、IK様より、少しでも皆の琴線に触れる話を、と求められていて、それは鼻から無理で陳腐な内容の話をしただけで、期待に応えられませんでした。
今回の件では、益するものは利用者の態度のみとなり、相手様にはただただ、おわびするばかりですが、逆に当方は見学者の方々に接して、とても大きな感動を得てしまいました。
それは、障害者福祉とは全く縁もゆかりもない方々なのに、我がことのように真剣に物事を捉え、深く洞察を廻らし、核心を衝く質問や感想をのべてくれました。次代を牽引するリーダーの方々が、取るに足らない作業風景にも目を向けて、理解を深めてくださり、社会の環境や情勢等の全てが、今までと違って悪化して行く中なのに、より確かな明日が訪れる確信を得られました。このような人々がいる限り、不可能は無く、絶望も無く、我々も安心して作業等に励んで、元気にくらしていけるでしょう。本末転倒の一日でした。
記IT